ローヤルゼリーこぼれ話
女王蜂
女王蜂の幼虫の為に作り出されるロイヤルゼリーですが、通常の働き蜂の寿命が1ヶ月であるのに対して、これを食べて育った女王蜂は4-6年もの長生きをするとされています。実は女王蜂は、最初から女王蜂として生まれてくるわけではありません。生まれた時は、他の蜂と同じ働き蜂として生まれてきます。
最初の三日間ほどはどの幼虫にもローヤルゼリーが与えられますが、その後は女蜂になる幼虫にしかローヤルゼリーを与えなくなります。そしてこの栄養価の高いロイヤルゼリーを食べ続けた一匹だけ、体は働き蜂の3倍の大きさに、寿命は40倍にと、脅威の成長をとげて女王蜂となってゆくのです。そして産卵期には、連日1500-2000個ほどの卵を生み続け、生涯で100万個近くの卵を生み続けるのです。
実は、女王蜂以外のメス達は、同じ蜜蜂のメスでありながら産卵能力がありません。ほかのメスはすべて働き蜂としてその生涯を終えます。その為、蜜蜂の子孫を残す事ができるのは女王蜂のみであり、その蜜蜂達の将来を女王蜂一匹で担っているのです。
一方、オスですが、ひとつの巣の中にほんの数匹しかいません。オスは働くわけでもなく、女王蜂との交尾の為だけに存在しています。しかし、実は女王蜂はその生涯でたった1回しか交尾をしないのです。
その一回の交尾の精子を少しずつ使いながら、毎日卵を生み続けるわけです。という事は、交尾のチャンスがなかった他のオスの蜂の存在意味って…。なんだかオスの蜂は、ちょっと悲しい存在ですね。